10月に合併する関東自動車のバス(右)と東野交通のバス=25日午後、JR宇都宮駅西口

 みちのりホールディングス(HD)傘下の関東自動車(宇都宮市簗瀬4丁目、手塚基文(てづかもとふみ)社長)と東野交通(同市平出工業団地、手塚社長)は25日、取締役会を開き、10月1日に両社を合併することを決定した、と発表した。経営基盤強化と運行効率を高めて利用者の利便性向上を図るのが狙い。両社のバス路線は維持する。県内最大手と第2位の合併により、保有バス数は592台となり、北関東以北の東日本で最大規模の交通事業者が誕生、県内外の公共交通ネットワークの充実とサービス向上が期待される。

 同市内で25日開いた記者会見で両社の専務を務める吉田元(よしだげん)氏は「(合併で)県全域をカバーする交通事業者となる。従来以上に地域に密着し、地域の発展に貢献していきたい」と述べた。 合併への検討は4月に着手したという。将来的なコスト増や運転士など担い手減少が見込まれる中、持続的な公共交通ネットワークの構築や観光産業へのさらなる貢献に向け、業務効率化や組織力強化により経営基盤を強固にするため合併が最適と判断した。