宇都宮市消防団が使用する総重量4・23トンのポンプ車。昨年3月の法改正以降に取得した普通免許では運転できない=5月下旬、宇都宮市東塙田1丁目

 総重量3・5トン以上7・5トン未満の車を運転できる準中型免許が新設された道交法改正に伴い、栃木県内の消防団で使用中のポンプ車などの6割以上が、法改正後の昨年3月12日以降に取得した普通免許で運転できないことが25日までに、下野新聞社のまとめで分かった。新たな普通免許で運転可能な車が3・5トン未満となったためだ。従来の普通免許は今も5トン未満か8トン未満まで運転可能。そのため消防団活動に大きな影響は現在ないが、今後ポンプ車を運転できない団員が増えるなどして支障が出る恐れはあり、全国で対策が求められている。

 18歳以上で取得できる準中型免許は若年者の雇用促進などを目的に、新たな運転免許区分として加わった。追加に伴って法改正以降に取得の普通免許では、運転可能な車の総重量が従来の5トン未満から3・5トン未満に引き下げられた。 県内各市町や消防本部によると、県内の消防団に配備されているポンプ車やポンプ積載車は昨年4月1日現在で計940台。うち準中型免許の対象となるのは609台で全体の6割を超える。法改正後に取得した普通免許で運転可能な車は314台にとどまる。