宇都宮白楊高の生徒や地元農家らが参加したエソジマモチの苗の定植作業

 【宇都宮】宇都宮白楊高の教諭や生徒、地元農家らが25日、江曽島町の畑で、宇都宮の在来品種で幻の陸稲とされてきた「エソジマモチ」の苗の定植作業をした。昨年、発祥の地である同町で約半世紀ぶりに栽培、収穫を実現。地元での復活2年目となる今年は、栽培の定着と今後の普及を目指す。

 エソジマモチは明治後期から戦後間もなくにかけて、広く県内で栽培されていた陸稲。しかし、都市化などの影響で生産が激減し、地元でも忘れられていたという。復活に向けて同校や地元農家の有志らが取り組み、昨年は約100キロを収穫した。粘り気が少なめで歯切れがよく、食べやすいのが特徴とされる。 昨年に続き、今年も地元の農家坂本喜市(さかもときいち)さん(76)の畑で栽培する。この日は同校生徒や農家ら約20人が作業し、15センチほどに育った苗を約8アールの畑に植えていった。