県内4例目の新型コロナウイルスの感染確認を受け、記者会見する県の森沢隆保健福祉部長(中央)=20日午後5時45分、県庁

 県は20日、県南健康福祉センター管内(小山、栃木、下野市、壬生、上三川、野木町)に住む50代の会社員男性が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。7~15日、ポルトガルを旅行で訪れていた。16日の出勤後に悪寒があり、翌17日からは自宅待機していた。その後発熱し、20日にPCR検査で陽性が判明した。重症ではないという。県内で確認された感染者は4人となった。

 県によると、男性は15日に同行者の妻とポルトガルから帰国。空港からは自家用車で自宅に戻った。翌16日には同センター管内の会社に徒歩で出勤。午後3時ごろから悪寒を感じたという。業務はデスクワークで、マスクを着用していた。

 17日も悪寒があったため自宅待機。18日午後4時ごろに37・5度の発熱があり、同センターに電話相談した。いったん様子を見ることになったが、夜に熱が38・8度に上昇。19日に同センターを通じて帰国者・接触者外来を受診し、20日に感染が確認された。県内の感染症指定医療機関に入院している。自宅から医療機関までの移動は車で、他に外出はないという。

 県は濃厚接触者となる妻について20日にPCR検査を行った結果、陰性だった。男性の勤務先に濃厚接触者はおらず、職場の同僚22人に対しては、男性の妻と同様に14日間の健康観察を行うよう依頼した。勤務先の会社の消毒指導も実施した。

 県は、感染から発症までの期間の多くが5、6日であることや、ヨーロッパで感染が拡大している状況などを踏まえ、ポルトガルで感染した可能性が高いとみている。