県内の那珂川で今年初めて確認された天然アユ=19日午前、茂木町(県水産試験場提供)

 県水産試験場は19日、茂木町の那珂川で今年初めて天然アユの遡上(そじょう)を確認した。昨年(3月25日)より6日早く、調査が始まった1989年以降の32年間で最も早かった。これまでの一番早い遡上は2002、08、17年の3月22日。

 同試験場の職員が午前10時から茨城県境の同町小深の那珂川で投網を打ち、全長8・7センチの稚アユ1匹を採捕した。同試験場は「海水温が平均より2度以上、川の水温が1・5度ほど高いため例年以上に早まったのでは」と分析する。

 那珂川の解禁は6月1日。昨年の台風19号が産卵期と重なったため釣果への影響が心配される一方、「大水で川が洗われたので、アユにとって産卵しやすくなっている可能性もある」としている。