家族連れや小中学生らが多く訪れている「とちぎわんぱく公園」=19日午前、壬生町国谷

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため多くの小中高で一斉休校が続く中、県内のスポーツ施設では子ども向けの授業を再開する動きが出始めた。屋外のレジャー施設では客足が回復しつつあるところもある。文部科学省は「基本的に自宅で」としていた児童生徒の休校中の過ごし方の方針を13日付の通知で「日常的な運動を安全な環境の下で行ってほしい」と変更。施設側はアルコール消毒の徹底など感染予防対策に細心の注意を払いながら、少しでも子どもたちの「日常」を取り戻そうとしている。

 宇都宮市雀宮町の「JSS宇都宮スイミングスクール」は政府の小中学校などの休校要請に伴い、2日から休館した。利用者からの要望や本県での新型コロナウイルスの感染者数の状況を踏まえ、16日から通常授業を再開している。

 2日から休講していた栃木市片柳町2丁目のフィットネスクラブ「ウインズ栃木」も感染予防対策を徹底した上で、16日から小中学生らを対象にしたスイミングやダンスのスクールを再開した。

 宇都宮市西川田4丁目の遊園地「とちのきファミリーランド」は例年この時季に遠足をする園児や家族連れなどでにぎわう。一斉休校が始まった今月初旬は客足が遠のいたが、この1週間ほどは徐々に人出が増えている。乗り物は1回の運転ごとに安全バーを消毒するなど、スタッフを増やして対応している。

 「特に1週間ほど前から来園者が増えている。運動不足を解消しようと来ているのではないか」と説明する壬生町国谷の「とちぎわんぱく公園」の担当者。平日の来園者は例年より多くなっている。

 宇都宮市中岡本町、パート従業員三森恵美(みもりめぐみ)さん(35)は19日午前、小学生の子ども2人と同公園を訪れた。子どもたちはバドミントンをしたり、芝生の上を走ったりと元気いっぱいに動き回った。恵美さんは「家にずっといると姉弟げんかが増えてくる。外で遊べて子どもも私も気分転換になりました」と笑顔を見せた。

 那須塩原市千本松の「那須野が原公園」も先週から春休み並みの来園者数が続いている。テニスコートを利用したり、ブランコや滑り台の遊具で遊んだりする子どもの姿が目立つという。