【那須塩原】市は19日の定例記者会見で、2019年の市内の観光客入り込み数は約881万1700人で、前年比6・4%減と2年ぶりに減少に転じたと発表した。昨年10月に発生した台風19号など悪天候の影響で「大型ホテルで相次いだ宿泊予約のキャンセルが響いた」などと分析している。また、新型コロナウイルス感染症の影響で、市内の宿泊施設で2月1日~今月2日に約4万6千件の宿泊予約のキャンセルがあったことも明らかにした。

 入り込み数を地区別に見ると、塩原地区が前年比14・3%減の約210万7700人、黒磯地区が同比4・8%減の約523万5千人、西那須野地区はほぼ横ばいの約147万人。宿泊者数は約91万6千人で前年比約3万600人の減。減少割合は塩原地区が4・0%減と最も大きかった。

 20年も新型コロナの影響で苦境が続く。渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は「制度融資だけでなくキャッシュバックなども含めて今後対策を考えたい」とした上で「市内はインバウンドが少なく、新型コロナが終息しさえすれば回復の道筋は立てやすいと思う。悲観的になりすぎないようにしたい」とした。