定例の記者会見を行う福田知事=22日午後、県庁記者会見室

 福田富一(ふくだとみかず)知事は22日の定例記者会見で、全庁的に獣害対策に取り組む鳥獣被害対策本部を設置したことを明らかにした。シカやイノシシを中心とした生息域の広がりや農林業被害の高止まりを受け、関係部局が連携して防止対策を推進する。6月には県内5地域に市町や関係団体による対策連絡会議を設置する予定で、地域の実情に合わせた対策も進める。

 県自然環境課によると、対策本部は福田知事を本部長として、部局長15人で構成する。これまで獣害対策は環境森林部と農政部が中心だったが、農林水産業や生態系、人的被害に幅広く対応するため、他の部局や県警、県教委を含めた横断的な組織とした。 同日、非公開で開かれた第1回会議は獣害の現状や昨年度の取り組み実績が報告された。管理計画によるシカやイノシシの捕獲方針やハンターへの奨励金を充実させる事業なども確認した。