LRT軸に県都再整備を 栃木県同友会、県に提言

 県経済同友会(小林辰興(こばやしたつおき)筆頭代表理事)は11日、本県の発展に向けた提言書を福田富一(ふくだとみかず)知事に提出した。新たに提言した3項目のうち「トチギの未来夢計画」では、宇都宮市などが計画する次世代型路面電車(LRT)を中心とした基盤整備によって県都宇都宮の魅力を高めることなどで、2040年に本県人口「220万人」を目指すとした大胆な目標を掲げた。また若い女性の地元就職を促そうと、県のとちぎ未来人材応援事業に17年度から3年間で計450万円を寄付することを明らかにした。

 地域振興委員会は定住人口増加に向け、同未来夢計画を打ち出した。県都宇都宮を対象に都市機能再整備検討を提言。LRTの延伸などを前提に、東武宇都宮百貨店・松ケ峰地区とJR宇都宮駅西口をそれぞれ再開発してターミナル化させ、LRTを活用して「歩いて楽しいまちづくり」(村上龍也(むらかみたつや)委員長)を40年を目標に進める構想などで、地域経済、地場中小企業の再生を目指すとしている。

 福田知事は「JR宇都宮駅東西、東武周辺の今後の在り方などを含め魅力度アップに取り組みつつ、県全体に効果波及するようなまちづくりを、宇都宮市や各市町と連携して支援していきたい」と答えた。

 社会問題委は「とちぎの若者ふるさと回帰支援策」を提言。少子化対策として若い女性の地元企業への就職を促すため、16年度に県が立ち上げた県内製造業に就職する若者の奨学金返還を助成する「とちぎ未来人材応援事業」を一部見直し、対象者を全業種に広げるよう求めた。