イチゴ粉末を飼料に「とちおとめ牛」 上三川の畜産家がブランド化

 和牛の繁殖、肥育を手掛ける「Kuni,s(クニズ)ファーム」(上三川町多功、前原邦宏(まえはらくにひろ)社長)は、イチゴの乾燥粉末を加えた飼料で育てた雌牛を「とちおとめ牛」として生産し、ブランド化する取り組みを進めている。また今月、約210頭を飼育できる牛舎(床面積約2千平方メートル)建設に着手し、7月から繁殖牛100頭規模での和牛繁殖を始め、事業の本格化を図る。

 とちおとめ牛については就農時、特産のオリーブの搾りかすで育てた香川県の小豆島の「オリーブ牛」を視察したことにアイデアを得た。12年から規格外のイチゴの乾燥粉末を加えた飼料での肥育を始め、13年にとちおとめ牛として商標登録し、14年に初出荷した。

 前原さんは「ビタミンCの摂取でストレス軽減につながり、きめ細かく締まりのいい肉になる」という。現在は、義弘さんの牛舎を間借りして約30頭育てており、弟が経営する「東和食品」を通し販売している。