県は18日、新型コロナウイルスで県内2例目の感染者だった30代女性が12日付で退院したことを明らかにした。女性は大阪市内のライブハウスを訪れ、5日に感染が確認され入院していた。一方、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の下船者で感染1例目となった60代女性は現在も入院しているが、症状は悪化していないという。

 18日、県庁で開かれた「県新型インフルエンザ等医療対策推進委員会」の会議後、海老名英治(えびなえいじ)県保健医療監が説明した。

 30代女性の濃厚接触者11人のうち、同僚10人の2週間の健康観察期間は終了した。既に検査で陰性を確認した同居する父親も、これまでに異常はない。

 クルーズ船を下船して県内に戻った人は、60代女性のほかに計10人いたことも明らかにした。その全員が既に、健康観察期間を異常なしで終えた。

 同委員会では県内の医療機関関係者ら約30人が参加し、感染期を見据えた県内の医療・検査体制などについて議論した。県は公的医療保険の適用が始まったPCR検査を巡り、「現時点で民間に委託する必要はない」との認識を示したという。