「日帰り温泉500円」を示すSNSページ画面と、説明する片岡理事(右)ら=18日午後、那須塩原市前弥六南町

 新型コロナウイルス感染症による客足減などの影響払拭(ふっしょく)と「湯治」で元気になってもらおうと、県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部は18日、加盟施設のうち22施設で、日帰り温泉入浴を23日から500円にすると発表した。同青年部によると、新型コロナが理由の宿泊予約キャンセルは約7万7千泊、約9億6500万円分(17日時点)に上る。同青年部は「何よりお客さまが今、不安の中で過ごしている。温泉で心も体も温まって」と呼び掛けている。

 同日、那須塩原市内で記者会見して明らかにした。

 同組合は加盟293施設に新型コロナを理由とした1月24日~5月17日の宿泊予約キャンセルについてアンケートを実施。回答のあった102施設だけでキャンセル数は7万6928泊、金額は9億6492万円分に上っている。

 同青年部理事で、那須町の旅館「山水閣」の片岡孝夫(かたおかたかお)社長は「大手予約サイトでも県内の4月の宿泊予約状況は前年同期比の37・5%と壊滅的」と明かす。

 一方、本県は湧出量毎分6万リットルを誇る関東屈指の温泉王国で、泉質10種類のうち9種類が体験できる。同青年部は「栃木の温泉で元気、健康湯めぐりプロジェクト」を企画し、1千円前後の施設が多い日帰り温泉の入浴料を一律500円(小学生以下300円)とした。那須町6、那須塩原市8、日光市7、益子町1の計22施設が参加する。

 片岡理事は「参画施設は今後増える。100くらいになれば」とし「レジャー施設の休園などで出掛ける先が限られる中、温泉を活用してほしい」と話す。

 4月30日まで。フェイスブック、インスタグラムのSNSページ「栃木県旅館ホテル若旦那の会」のページを「いいね」、または「フォロー」して掲示された「湯めぐり¥500」の画面を入浴する際に提示する。参画施設は同ページで確認できる。