新型コロナウイルスの感染者の確認を受け、記者会見する宇都宮市の佐藤市長(左)=18日午後5時、同市役所

 宇都宮市は18日、同市内に住む40代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。12~14日、タイに滞在し、ウイルス感染した現地在住の知人と接触があった。女性は帰国後、民間救急車による帰国者・接触者外来への受診以外は外出しておらず、濃厚接触者はいないという。

 県内の感染者は、集団感染が確認されたクルーズ船に搭乗した60代女性と、大阪市内のライブハウスに滞在した30代女性に続く3人目。

 宇都宮市保健所によると、女性は12日、タイに入国。現地で合流した知人にせきの症状があったため、2人ともマスクを着用して行動を共にした。食事をした約1時間は外したという。13日、知人が検査を受けた際、ウイルス感染が確認された。

 女性は14日午前9時前に航空機で帰国した。空港で同市保健所に相談、症状がなかったことから高速バスで帰宅した。移動中はマスクを着用していた。

 15日に下痢をしたため同市保健所を通じ、民間救急車で帰国者・接触者外来を受診。PCR検査を受け陰性だったが、16日夕、37・5度の発熱と頭痛の症状があり17日に再度受診した。検査を受け18日、陽性が確認された。

 同市保健所は、14日の時点では女性には症状がなかったため、発症していなかったと判断。飛行機と高速バスの同乗者は濃厚接触者に当たらないと説明した。

 女性は現在、県内の入院可能な医療機関に入院している。37度の微熱はあるが、下痢などの症状は治まっており軽症という。

 佐藤栄一(さとうえいいち)市長は同日の記者会見で「本人が(感染防止に)気を使って行動されていたと思う」と述べた。