市民の募金で作られたカレー

 【宇都宮】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い学校が休校になる中、市内の小売り・サービス業「ララ」(田嶋久登志(たじまひさとし)社長)が、運営する下荒針町の「ララカフェ」で児童生徒にカレーを無償提供している。材料費は市民による寄付で、4月12日までの火~日曜、1日20食限定で提供する。カフェスタッフの吉沢優子(よしざわゆうこ)さん(45)は「世の中が大変な時期だからこそ、母子を応援したい」と思いを語った。

 取り組みは、自然食品を使った総菜を製造販売するカフェ利用者からの寄付がきっかけで10日に開始。当初は合計50食のみの提供を予定していた。ところが無料通信アプリのLINE(ライン)による情報提供で取り組みを知った利用者に支援の輪が広がり、約500食分の資金が集まったため、継続して提供することになった。

 カレーは県産玄米を小豆と一緒に炊いて3日ほど保温したカフェオリジナルの「酵素玄米」と大豆で作った“肉”を使い、ヘルシーに仕上げた。パッケージには子どもたちを気遣い、スタッフが考えた「ストレスためちゃダメだよ」などのメッセージを添えている。また寄付した人に感謝の気持ちを伝えるため、カレーを食べた子どもにはメッセージを書いてもらい、週1回、ラインで配信している。

 カレーを持ち帰った壬生町羽生田、主婦川島真理(かわしままり)さん(37)は「1歳5カ月の子どもがいるので、買い物に行くこともためらう。健康重視の食事を提供してもらい助かった」と話していた。