改修工事を終え、オープンを待つメインホール=13日午前、県総合文化センター

 県総合文化センターホール棟の改修工事が17日までに完了した。来月1日に再オープンするが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公演などの開催は不透明な状況となっている。

 工事は2018年10月から約1年半かけて行われた。大ホールの釣り天井を改修したほか、客席の張り布を一新した。サブホールも客席の幅を広げ、背もたれを高くして座り心地を改善した。老朽化していた舞台設備や会議室なども修繕し、女子トイレや客席通路の手すりを増設。外部スロープを広げるなどバリアフリー化にも配慮した。

 同センターの池沢真司(いけざわしんじ)館長は「お待たせしましたという気持ち」と話すが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、プレオープン企画として今月29、30日に行われる予定だった県内オーケストラの公演や声優朗読劇は中止になった。

 こけら落としとなる来月1日は宇都宮市出身のチェリスト宮田大(みやただい)さんのリサイタルを予定しているが、開催については県と協議の上で判断するという。同2日に予定されていたピアニスト辻井伸行(つじいのぶゆき)さんとバイオリニスト辻彩奈(つじあやな)さんのコンサートは中止が決まった。池沢館長は「先が見えない」と苦しい胸の内を明かす。