イベント中止など東京五輪の聖火リレー縮小が決まった17日、本県を走るランナーからは「残念」「やむを得ない」との声が上がった。

 日光市内を走る全盲のランナーでパラリンピアンの加治佐博昭(かじさひろあき)さん(45)=矢板市=は「縮小は残念」としつつ、「沿道の声援が少なくなる分、家族や支えてくれる大切な人の声に集中して走れるかもしれない」と前を向く。

 宇都宮市内を走る同市、会社員落合有佳利(おちあいゆかり)さん(38)は「事態が事態なので仕方ない」。トーチを持って走る姿を知人らに見てもらいたいが「積極的に誘えない」と残念がった。

 さくら市の区間でゴールを飾る予定の同市、氏家商工会長の加藤有(かとうたもつ)さん(75)も「やむを得ない」と受け止める。自宅周辺を散歩したり軽くジョギングしたりして本番に備えており、「聖火リレー自体は、やってもらった方がありがたい」と語った。

 那須塩原市の走者に選ばれた中国出身の同市、会社員侯嘉怡(ほうじゃい)さん(26)は「沿道の応援が完全に中止にならなくて良かった」と安堵(あんど)する。東京五輪に向け地元の魅力を写真共有アプリのインスタグラムで発信しており、「当日も画像を投稿し、見に来られない人に聖火リレーの様子を伝えたい」と話した。