2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は17日、栃木、福島、群馬の3県の五輪聖火リレーでは、各日の出発、ゴール地点のセレモニーを縮小し、無観客で行うと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ狙い。人混みを避けるため、自治体が独自に予定していた沿道やセレモニー会場での催しは原則中止とする。沿道での観覧者には密集を発生させないよう要請する。

 29、30の両日に実施される本県では、各日のスタートとなる足利市と那須町で行われる出発式や、ゴールとなる那須烏山市と宇都宮市で聖火の到着を祝う「セレブレーション」、計10市町が企画している「ミニセレブレーション」を関係者のみで実施する。

 各市町が準備していた出発前のプログラムは中止。沿道やセレモニー会場での独自企画も多くが取りやめとなる見込みだ。体調不良の人には応援自粛を求め、沿道で観客が集中した場合、別の走者と変更するなどの対応を取る。ランナーの体調も確認する。

 県によると、公表済みのランナーや通過時間などに変更はない。県は17日夕に大会組織委から連絡を受け、聖火リレーを実施する16市町に伝達したという。18日に改めて県としての考え方を示す。

 聖火リレーは26日に福島県を出発。3日間走った後、栃木、群馬両県で2日間ずつ行われる。

 福田富一(ふくだとみかず)知事は「国を挙げて感染拡大防止に取り組む状況ではやむを得ない。今後、この方針に沿って県の対応を早急に検討し、県民の安全・安心を第一として市町や関係機関と緊密に連携しながら万全の準備を進めていく」とコメントした。