移動手段の確保が難しい高齢者から好評の移動販売

 移動手段の確保が難しい真岡市内の高齢者などの支援を目的に、市社会福祉協議会と市商店会連合会が昨年11月に始めた移動販売事業が好評だ。対象は自治会などの単位で市社協が運営する高齢者の居場所づくりなどのための「ふれあい・いきいきサロン」の参加者だが、他の市民も購入でき、移動販売がきっかけでサロンに加入する人もいるなど地域のつながりにも一役買っている。一方、利用者の増加が見込まれることから、今後は人出の確保など売り手側の態勢整備も課題となりそうだ。

 「ただいまから移動販売を行います。いらっしゃいませ。どうぞご利用ください」

 6日午前10時すぎ、周囲にアナウンスしながら西田井第2サロン会場の公民館前に販売車が到着。同市台町、精肉店経営藤田明(ふじたあきら)さん(73)が手際よく準備し、瞬く間に「出張スーパー」となった。

 販売車に並ぶ商品は、藤田さんが選んだり希望を受けたりした肉や野菜などの生鮮食品から調味料、総菜、菓子まで計約100種類。売れ筋は「やわらかい」と評判のモツ。利用者は買い物かごを手に次々と選んでいく。