無観客試合開催によるクラブ財政への影響について語る栃木ブレックスの鎌田社長=宇都宮市内

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客試合での再開が決まったバスケットボールBリーグ。B1宇都宮ブレックスはリーグ戦の残り21試合のうちホーム戦が12試合あり、仮に全てが無観客試合となった場合、損失額は2億円以上に達する見込み。運営する栃木ブレックスの鎌田真吾(かまたしんご)社長(42)は13日、宇都宮市内で下野新聞の取材に応じ、「シーズンが佳境に入る中で苦渋の決断だったと思うが、ダメージは大きい」と苦しい胸の内を語った。鎌田社長の一問一答は次の通り。

 -Bリーグの判断をどう受け止めるか。

 「シーズンが終盤戦に差し掛かり、チームも東地区首位をキープしている。これからというタイミングで延期、無観客での開催となったのは非常に残念。ただ、ファンの健康が第一なのは当然。新型コロナウイルスのリスクを踏まえればやむを得ないと思う」

 -無観客試合がクラブ運営に及ぼす影響は。

 「各クラブで入場料収入への依存度は異なるが、ブレックスは入場料とグッズ販売などが売り上げの約6割を占めている。2月下旬に予定されていた横浜戦から無収入が続いており、現状は何とか持ちこたえているが、この状況が続けば4月下旬には資金がショートしかねない」

 -ホーム戦は残り12試合。見込まれる損失はどの程度か。

 「(無観客での開催が決まっている)3月中の4試合に加え、4月以降の試合も無観客開催となれば受けるダメージは大きい。現段階での試算にはなるが、損失は2億円以上に上る見込み。チャンピオンシップも開催フォーマットが変わった。最大6試合できるはずだったホーム開催権が準々決勝の1試合のみとなり、その場合は収益機会の損失にはなる」