4月1日に開場する「とちぎ食肉センター」=10日、芳賀町

 県畜産公社が主体となって芳賀町稲毛田に整備を進めている食肉加工処理施設「とちぎ食肉センター」が12日までに完成し、4月1日に開場を迎える。同施設では国際基準の食品製造工程管理手法「HACCP(ハサップ)」を導入し、豚や牛の処理、部分肉加工などを行う。これまで輸出用牛肉は県外の施設で処理されてきたが、国の承認などが得られれば、県内で初となる輸出対応の施設となる。米国や欧州連合(EU)、シンガポールなどに向けて、県産牛肉の輸出拡大が期待できそうだ。

 同センターは、県畜産酪農研究センター芳賀分場跡地の一部に完成する。敷地面積は約9万7200平方メートル。豚を処理する「小動物処理棟」や牛を処理する「大動物処理棟」、「せり場・事務厚生棟」などを備える。と畜解体能力は1日当たり豚2千頭、牛65頭。

 本県は肉用牛、豚ともに飼養頭数が全国7位と、有数の畜産県。牛肉に関しては2018年度の輸出額が1億6600万円に上り、県産農産物輸出額全体の4割以上を占めた。主にシンガポールやEU、米国に輸出されている。