新型コロナウイルス感染症対策として県は12日、ウイルスの有無を判定するPCR検査の機器1台と担当職員1人を今月中に増やし、検査体制の強化を図る方針を明らかにした。1日当たり最大120件の検査が可能になるという。感染拡大に備えた医療提供体制の整備のため、来週中に県内医療機関関係者らとの協議会も開催する。

 同日の県議会生活保健福祉常任委員会で報告した。県内でのPCR検査は、県保健環境センターと宇都宮市保健所の2カ所で実施しており、現在の検査可能数は1日最大88件。11日までの検査件数は計193件で多い日でも20件程度だが、今後に備え拡充する。

 6日にPCR検査が公的医療保険の適用となったが、医療機関で検体を採取しても県内には民間の検査機関がないため「県外に郵送し、結果が出るまでに2~5日かかってしまう」(県健康増進課)といった現状も報告された。

 県と医療機関関係者らによる協議会では、感染症に対応できる入院病床の確保に向けて話し合うほか、PCR検査についての情報共有などを行う予定。

 一方、全国的に不足するマスクについては県内市町で計148万枚の備蓄を確認し、一部市町では高齢者施設などへの配布が始まっているという。