本堂周辺のこもを外す造園業者

 栃木県日光市山内の世界遺産日光山輪王寺の庭園で12日、早春の風物詩「こも外し」が行われ、冬の装いを解いた。

 昨年秋、樹木を害虫から守るため樹齢65~215年ほどのアカマツやクロマツ45本にこもを巻いた。3月5日前後の啓蟄(けいちつ)に外すのが通例だが、寒さの厳しい日光では、1週間ほど遅れて作業する。 

 午前8時半。春とはいえ、朝方はまだ風が冷たい中、造園業者の作業員6人が本堂(三仏堂)周辺のこもを次々と外していった。

 菅原道信(すがはらどうしん)教化部長(53)は「この作業が終わり、日光山にも春が訪れるんだなと感じます」と話していた。