歯科技工所のデンタルスタジオビッグバン(宇都宮市立伏町、続橋正喜(つづきばしまさき)社長)は、病気や事故などで欠損した体の一部を補う「エピテーゼ」を製作する事業に乗り出した。義歯などを作る際の型どり、造形技術を応用する。県内ではまだ珍しく、ニーズに応える受け皿がなかったという。相談の場としても使用を検討する人をサポートしていく考えだ。
エピテーゼとは身体に装着する人工ボディーのこと。シリコーン製で柔らかく、主に見た目をカバーする目的で使われる。「材料や製作工程に共通する点があり、歯科技工技術を応用できると考えた」(続橋社長)という。