鹿沼市議会の懲罰特別委員会

 栃木県の鹿沼市議会は11日、4日の定例市議会一般質問でナチスドイツを率いたアドルフ・ヒトラーの写真などを質問席で掲げた鰕原一男(えびはらかずお)氏(72)=5期、自民=に対する懲罰特別委員会(津久井健吉(つくいけんきち)委員長)を開催、処分を審議し「陳謝」と決まった。

 本会議最終日の16日、同委員会の決定案が採択されると、鰕原氏は同委員会が作った陳謝文を読む処分となった。

 同委員会は経過報告に続いて各委員の意見を聞き、地方自治法132条に違反するとして全会一致で懲罰を求めるとした。懲罰は戒告、陳謝、出席停止、除名があり、戒告を求める2人以外は陳謝を妥当とした。

 鰕原氏は一般質問で佐藤信(さとうしん)市長の市政運営に関連し、シティープロモーションとして市が作った「いちご市旗」について「議会承認も得ないで国旗と同じく市役所正門に掲げるのはおかしい」と批判、ヒトラーとナチスのシンボル「ハーケンクロイツ」の写真を掲げ、その後、市長といちご市旗の写真も同様に掲げた。

 市議3人から5日、「市長があたかも独裁者であるのごとく発言したことは、人権侵害とも言うべきもので、極めて無礼」とし、地方自治法132条に違反するとして懲罰動議が出された。