検温を行ってから入場する振り袖姿の卒業生=11日午前10時15分、大田原市北金丸の国際医療福祉大大田原キャンパス

 国際医療福祉大(大友邦(おおともくに)学長)は11日、栃木県大田原市北金丸の大田原キャンパスで卒業式に当たる学位記授与式を行い、保健医療、医療福祉、薬学部の卒業生が巣立った。時間短縮や出席者の検温など、新型コロナウイルス感染防止対策を取った上での式典となった。

 739人の卒業生の9割に当たる670人が出席し、通常時の半分の約35分間で実施。振り袖姿の卒業生が袖をまくって検温器を腕に当て、会場に入った。医師が待機する中、熱が37・5度以上あった場合は2階に移動する措置を取ったが、該当者はなかった。

 同大学は、同ウイルス集団感染が起きたクルーズ船に医師や看護師らを派遣するなど支援活動を行っている。高木邦格(たかぎくにのり)理事長は、式辞でそのことに触れ「感染防護の知識と弱者に対する温かい気持ちを持って頑張ってほしい」と激励した。

 卒業生代表の看護学科、斎藤梨沙(さいとうりさ)さん(22)は「先生や先輩がウイルス対策の最前線で活躍している。健康危機に直面したとき、率先して行動できるよう精進したい」と謝辞を述べた。

 式に大学院生は出席せず、終了後の昼食会や別会場での謝恩会も見送られた。