契約農家から請け負った作業に取り組むハート飛山の利用者ら=宇都宮市

 農業分野への障害者の就労を促進しようと、県は今月、農業者と障害者福祉施設をつなぐマッチング事業を始動した。農福連携は農業現場の人手不足の解消や障害者の就労の場の確保など双方にとってメリットがある。とちぎセルプセンター(宇都宮市)に情報を一元化して接点の少ない両者を橋渡しし、本年度は20件の成立を目指す。

 汗ばむ陽気となった今月中旬。宇都宮市氷室町のトウモロコシ畑では、社会福祉法人飛山の里福祉会(宇都宮市、直井修一(なおいしゅういち)理事長)が運営するハート飛山の利用者6人が、黙々と資材を片付けていた。 同法人が地元農家から作業を請け負い始めたのは2011年度。現在計7軒と契約する。施設職員がサポートしながら、屋外作業を望む10~70代の施設利用者が連日、農場で草を取ったり、道具を清掃したりする。