児童が少なく空のロッカーが目立つ放課後児童クラブ=6日午後、宇都宮市細谷1丁目

 新型コロナウイルスの感染防止のため臨時休校が続く中、放課後児童クラブ(学童保育)を利用する児童が少なくなっている。当初は利用者の大幅増加で受け入れ態勢が懸念されたが「多くの子どもが集まる環境は感染リスクも高い」とちゅうちょし、自宅で面倒を見たり親戚に預けたりしている家庭が多いとみられる。

 宇都宮市細谷小の子どもの家・アドベンチャークラブ。6日は16人の児童が集まり、宿題を進めたり、体育館で運動したりして1日を過ごした。

 普段は1~4年生を1日に63人受け入れているが、休校が始まってからは20人前後。責任者の平野悦子(ひらのえつこ)さん(59)は「もっと来ると思っていた。子どもが集まるクラブは感染につながる可能性を考えて、仕事を休むなどしてどうにか世話をしている家庭が多いのだと思う」と話した。

 同所は午前8時~午後5時まで、交代がある土曜を除き毎日5人体制で対応。しかし春休み前の24日までは多くの子どもが来ても対応できるよう休みなしで開けるため、「利用する子どもが少なくても現場が大変なのは同じ」と漏らした。

 宇都宮市によると、通常時の学童保育利用者は1日約5500人だが、休校中は2400人ほどという。足利市はほぼ半減、小山市は約7割減。小山市子ども課の担当者は「家庭保育でという意識が思ったより浸透している」と分析した。

 那須塩原市も約1800人から550人と約7割減少。市内の公設民営全クラブを運営するNPO法人「ゆめがくどう」の篠●留美(しのざきるみ)副理事長は「祖父母に預かってもらうなど協力してもらっている」と保護者との連携を強調した。

●は崎の大が立

 一方、休校措置を取らず全小学校で午前授業を行っている大田原市は、約8割が利用。保育課担当者は「下校してそのままクラブに向かう児童がほとんど。利用しない子は給食の後、中学生の兄弟や姉妹に面倒を見てもらっている場合が多いようだ」と話した。