小貝川にキンブナを放す園児たち

 絶滅危惧種のキンブナを養殖して町おこしにつなげる「キンブナプロジェクト」を継続しているサシバの里協議会や栃木県市貝町、県は9日、昨年生まれたキンブナ約350匹を市貝町市塙の市貝たいよう幼稚園の園児と共に“故郷”の小貝川に放流した。

 同協議会のメンバーや関係機関の職員らが同園を訪れ、キンブナが日本固有の魚で、環境の悪化で数が減っていることや皆で増やす活動をしていることなどを園児にやさしく説明。近くの小貝川に移動して、バケツに入れた3~7、8センチほどのキンブナを数匹ずつ園児一人一人が水に放った。

 園児たちはバケツのキンブナに手で触れ「かわいい」などとはしゃいでいた。吉田稀美(よしだのぞみ)ちゃん(5)は「楽しかった。大きくなってほしい」と笑顔で話した。

 同プロジェクトでは昨年町内4軒の農家の水田でキンブナを養殖。約9200匹、7・9キロを収穫しその後育て、ご当地「芝ざくら弁当」に利用するキンブナを15・85キロと前年を約5キロ上回る量を確保した。