メニューをリニューアルした「とて焼き」と地元飲食店主ら

 【那須塩原】塩原温泉街のご当地グルメ「とて焼き」が発売から10月で10周年になるのに合わせ、同温泉旅館協同組合事務所で10日、新メニュー発表会が開かれた。地元和菓子店など11店が従来メニューを5年ぶりに一新。同温泉街では新型コロナウイルス感染症の影響で客足が減っているといい、市商工会塩原支部とて焼き委員会委員長で、今井屋製菓の塩田和正(しおたかずまさ)さん(49)は「とて焼きは屋外で歩きながら食べられる。ぜひ塩原に足を運んでほしい」と呼び掛ける。4月1日から販売される。

 とて焼きは、トテ馬車に使われたラッパ型のクラクションの形を模し、市産の生乳と卵を使った生地で具材を巻いたもの。東日本大震災で遠のいた客足を戻そうと、2011年10月に発売した。具材はスイーツからすしなど軽食となるものまでさまざまで、昨年11月末までに累計約17万9千個を売り上げている。

 発表会では全11品のうち8品が披露された。フルーツパフェから「チョコパフェとて」への変更や、ラーメンの揚げ麺を使った「中華とて」など個性豊か。きな粉風味から「焦がしジンジャーとて」にリニューアルした塩田さんは「とがった味覚を求めて試行錯誤した」と話す。

 同温泉街では、新型コロナの影響が客足に及んでいるという。サラダ風味のそばとてを考案した「多助そば湯津上屋」の君島駿(きみしますすむ)さん(78)は「客足は例年の半数くらい」と話し、塩田さんは「新たなメニューがお客を呼び戻す起爆剤になれば」と期待を寄せる。

 400~880円(税込み)。(問)塩原温泉観光協会0287・32・4000。