各家庭に弁当を届ける選手

 【那須塩原】自転車ロードレースチーム「那須ブラーゼン」の選手がロードバイクに乗り、子どもたちに安価に弁当を届ける「ブラーゼンこども食堂」が、7日から始まった。新型コロナウイルスの感染拡大によって各地の子ども食堂の休止が相次いでいる中、利用者との接触時間が少ない「宅配サービス」で住民に貢献しようと企画。感染拡大が収束するまで週1回の頻度で行う予定だ。

 サービスは、那須ブラーゼンを運営する「NASPO」とメインスポンサーの藤和那須リゾートが共催した。いつも応援してくれる地域への恩返しとして、昨年12月下旬に大原間西1丁目のチーム事務所で子ども食堂を開いたのがきっかけ。参加した子どもたちは選手と交流しながら食事、ゲームを楽しむなど好評だったという。

 宅配サービスは事前申込制で、市内など那須地域を中心に1日10組限定で実施する。経済的に苦しい家庭や孤食に悩む家庭などが対象で、時間を指定すれば同事務所に直接弁当を取りに行くこともできる。コロナウイルスの感染拡大が落ち着けば食堂での料理提供に戻す予定。同事務所には子ども用の古着などもあるという。

 7日、選手らはハンバーグやイチゴが入った弁当を持って各家庭を訪問。玄関で迎えた利用者は「ブラーゼンが来たよ」と子どもと一緒に歓迎した。サービスを利用した市内の主婦(31)は「選手が来てくれるとやっぱりうれしい。子どもたちと弁当を開けるのが楽しみです」と笑顔を見せた。

 選手と各家庭を回ったNASPOの若杉厚仁(わかすぎあつひと)社長は「コロナウイルスで世間の気分も落ち込む中、プロスポーツチームとして元気を与えていきたい」と話した。

 サービスは毎週木曜日に実施する。弁当は子ども100円、大人500円。大人のみの利用は受けていない。(問)那須サイクルベース0287・73・8331。