東京電力福島第1原発事故から11日で9年となる中、県内では2月25日現在、原木シイタケやナメコなど14品目で放射能問題による国の出荷制限が続いている。昨年3月に牛肉が解除されたが、野生の山菜やシカ肉など解除が見えない品目はまだ多い。一方、牛肉は解除後も県が全頭検査を継続しているが、国の基準値を超す結果は出ておらず、検査内容が見直されるかが焦点となっている。

 国の出荷制限の基準は、一般食品で放射性セシウムが1キログラム当たり100ベクレル。

 原木シイタケは露地、施設栽培とも県の生産工程管理基準に従って栽培され、安全が確認されれば生産者ごとに出荷制限が解かれる。県によると、この1年間で露地栽培では日光、足利、矢板、益子の4市町の生産者各1人が新たに解除となり、これに伴い矢板市が「一部解除」になった。解除された生産者は累計で101人。干しシイタケも県による出荷自粛要請の解除者が4人増え、累計で15市町82人となった。