深川で初公演された「歌麿夢芝居」(提供写真)

 【栃木】市ゆかりの浮世絵師、喜多川歌麿(きたがわうたまろ)をテーマにした市民劇「歌麿夢芝居『恋しや恋し母子草-深川の巻-』」がこのほど、東京都江東区の深川江戸資料館小劇場で上演された。歌麿の大作「深川の雪」の舞台となった深川での初公演で、歌麿と栃木のつながりを強く印象付けた。

 市民劇は「とちぎ歌麿シアタープロジェクト」が企画し、これまで市内で3回公演。歌麿ゆかりの地・深川での公演は同プロジェクトの悲願だった。

 劇は、歌麿が栃木で生まれ深川で育ったと設定。寛政の改革で栃木に逃れてきた歌麿が、大作の肉筆画3部作「雪月花」の制作に取り組むまでを描いた。

 栃木の豪商が登場し、栃木と歌麿にまつわる仮説も多く織り交ぜるなど栃木と歌麿の関連性を強調。市民の熱演や華やかな舞台演出、琴、三味線などの生演奏もあり、観客を魅了した。