新型コロナウイルスの感染が確認された県内の30代女性が働く生活雑貨店ロフトが入る大型商業施設FKDインターパーク店(宇都宮市インターパーク6丁目)は7日、前日に続き臨時休業した。ただ、女性の濃厚接触者として検査を受けた勤務先従業員3人の結果が陰性となったほか、6、7両日の消毒により施設内の安全性を確認したとして、店舗を運営する福田屋百貨店(宇都宮市戸祭元町)は7日、8日から営業を再開することを決めた。ロフトは当面、休業する。

 FKDインターパーク店は2日間の休業を経て再開されるが、今回の事態を受け、人混みを避ける動きが見られるほか、不安視する同店関係者もいる。

 今月最初の土曜となった7日午後、宇都宮市中心部のオリオン通りには一定の人出があった。同市、会社員女性(28)は「FKDインターパーク店にある化粧品店へ行くつもりだった」が、行き先を変更した。「一時的なものだと思うので仕方がない」と話した。

 友人と買い物中の真岡市台町、大学2年神山詩朗(かみやまうたろう)さん(20)は「今週末に家族がインターパークへ行く予定だったが、諦めていた。春休み中だけど、できるだけ人混みは避けて家にいるようにしている」。

 宇都宮市内の大型商業施設ベルモールの担当者によると、今月に入り、客数が減り、通常の2割減という。9~15日は、生活雑貨など専門店街の営業時間を2時間短くする。「テナントの方から、客足が伸びず、臨時休校の影響で労働力も不足しているので、時短要望があった」と明かす。

 一方、FKDインターパーク店の関係者からは「店内でマスク着用が徹底されていない中、感染を広げるリスクがあるとすれば、事前連絡で出勤させない対応も取れたのでは」との指摘が出ている。この関係者によると、臨時休業となった6日、従業員は事態を知らぬまま通常通り出勤してきたという。「優先すべきはお客さまと従業員の安全安心。まずは両者が安心できる店舗環境を整えることではないか」と訴える。

 福田屋百貨店は「引き続き行政機関の指導を受けながら、感染症予防の取り組みを強化する」としている。