新型コロナウイルスの感染予防のためマスク姿で参加した卒業生ら=7日午前10時、さくら市氏家

 県内の市町立中学校と義務教育学校153校のうち、5市町の19校で7日、卒業式が行われた。新型コロナウイルスの感染が広がる中、県内で卒業生が最も多いさくら市氏家中では規模を大幅に縮小して式を実施し、337人の門出を祝った。

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 同校は感染防止策として来賓や在校生を招かず、保護者の参列も各家庭1人に限定したほか、国歌や校歌の斉唱をやめた。マスクを着用していない卒業生や保護者には、同市教委がマスクを提供し、保護者向けに手指の消毒コーナーも設置した。

 小林和弘(こばやしかずひろ)校長は式辞の冒頭、「突然の臨時休業要請で実施が危ぶまれた卒業式を、無事に挙行でき厚く御礼申し上げる」と述べた上で「努力を重ねて信頼される人間になってほしいと強く願っている」と卒業生にはなむけの言葉を贈った。

 卒業生の村井結郁(むらいゆうか)さん(15)は、3日から始まった臨時休業などを踏まえ「もっとみんなと一緒にいたかったし、後輩たちにも見送ってもらいたかった」と話した一方で「卒業式ができて、いろんな人に支えられていることを改めて実感できた」と笑顔を見せた。

 県内市町立中学校の卒業式は10日までに、24市町で実施される。臨時休業の影響で、芳賀町は9日に、野木町は23日に実施日を変更した。佐野市は形式を変更する。本年度の市町立中、義務教育学校の卒業予定者(昨年12月1日時点)は1万6767人。