新型コロナウイルス感染者の発生などを知らせる出入り口の張り紙=6日午前9時50分、宇都宮市インターパーク6丁目

店内の疫学調査に向かう宇都宮市保健所の職員ら=6日午前11時55分、同市インターパーク6丁目

新型コロナウイルス感染者の発生などを知らせる出入り口の張り紙=6日午前9時50分、宇都宮市インターパーク6丁目 店内の疫学調査に向かう宇都宮市保健所の職員ら=6日午前11時55分、同市インターパーク6丁目

 新型コロナウイルスに感染していたことが確認された栃木県内の30代女性が、宇都宮市インターパーク6丁目にある商業施設FKDインターパーク店内にある生活雑貨店ロフトで働いていることが発表された6日、インターパーク店は終日休業を余儀なくされた。県内有数の大型商業施設のため平日にもかかわらず、休業を知らない買い物客が店を訪れる場面もあった。従業員らは来店した客に事情を説明するなど、対応に追われた。

 開店するはずの午前10時すぎ。FKDインターパーク店の出入り口前には、買い物客が続々と訪れた。突然の休業に、客らは「うそ」「休みなの」と驚きを口にした。

 同店を運営する福田屋百貨店(宇都宮市戸祭元町)によると、従業員らには6日朝、朝礼などで感染者の発生を伝えた。同社は公式ホームページ(HP)に同日、お知らせとして「ご心配をおかけし誠に申し訳ありません」といった内容の文書を掲載した。同社ツイッターによると、大催事会場で開催されていた「第10回青森物産展」は中止となった。

 7日の営業に関し、福田屋百貨店は6日夜の下野新聞社の取材に「休業することを決めた。再開時期は7日に決定する予定」と回答した。

 FKDインターパーク店の売り場床面積は4万1500平方メートルに上り、56社のテナントが出店している。テナントを含む同店全体の従業員は計1654人。

 近くには北関東自動車道宇都宮上三川インターチェンジ(IC)があるほか、さまざまな飲食店や洋服店、家具店などが集積している。

■ロフト「感染予防を徹底」

 新型コロナウイルスの感染が確認された県内の30代女性の勤務先を運営するロフト(東京都渋谷区)の広報担当者は6日、下野新聞社の取材に対し「お客さまや関係者の皆さまにご迷惑をお掛けしてしまい大変申し訳ない。感染の予防を一層徹底していく」と答えた。

 同社によると、FKDインターパーク店内の店舗では男女計19人が働いている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け同社は以前から、体調が優れない場合は出勤を見合わせるよう従業員に通達していた。女性は2月25日の勤務を終えて帰宅した後に発熱したため、店舗に連絡し、翌26日から休みを取っていたという。

 女性の感染確認を受け、同社はホームページ(HP)で「2月25日にご来店のお客さまで症状のある方は、お住まいの管轄の相談窓口へご連絡ご相談ください」と周知している。営業再開については、宇都宮市と協議しながら検討するとした。

 ロフトは文房具や化粧品など生活雑貨を扱い、県内では2店舗を展開する。