「ツール・ド・とちぎ」の開催概要の変更点を説明する実行委員会の喜谷会長(中央)=県庁

 県内広域を舞台とする自転車ロードレースの国際大会「第4回ツール・ド・とちぎ」実行委員会は5日、県庁で記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため20~22日の同大会を無観客で実施すると発表した。関連イベントは全て中止し、発着点付近やコース沿道での応援についても自粛を呼び掛けるという。

 約100人の応募があった初日の個人タイムトライアル一般部門も中止を決定。発着点会場などで実施予定だったパブリックビューイングやグルメブースなどのイベントは行わず、表彰式も一般公開しない。レースはインターネットメディアで生配信される。実行委の喜谷辰夫(きだにたつお)会長は「公道での観戦を規制する権限はないが、集まって観戦しないよう案内する」と説明した。

 この日は大会に出場する15チームも発表された。海外勢は5チーム。新型コロナウイルスの影響でタイと中国の2チームが辞退したが、新たにマレーシアとオーストラリアのチームが参戦することとなった。迎え撃つ国内勢は地元の宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼンのほか、チーム右京や大学2チームを含む10チームが出場する。

 2月にアラブ首長国連邦で開催された「UAEツアー」は大会期間中に選手から新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで途中閉幕を余儀なくされた。ツール・ド・とちぎは、選手の健康状態の管理については各チームに委ねるという。

 最終回となる今大会は県内16市町を舞台とした全3ステージ、全長約270キロで行われる。喜谷会長は「ラストレースであり五輪イヤーで、国内選手にとって重要な大会。ファンやご支援いだいた企業、団体、関係者には迷惑を掛けるが理解してもらいたい」と話した。