松田さんが無料貸し出ししている捕獲器

1個10円の保護活動基金となるサブレー

松田さんが無料貸し出ししている捕獲器 1個10円の保護活動基金となるサブレー

 【鹿沼】鹿沼地域ねこ活動連絡協議会(竹澤雄子(たけざわゆうこ)代表)は、野良猫の保護、治療、不妊・去勢手術のために捕獲器の無料貸し出しを始めた。まちなか交流プラザ内にある、かぬま市民活動広場ふらっとに常備、不幸な命を生まないよう野良猫に困っている市民が利用、動物病院などで不妊・去勢手術を受けてもらうのが狙いだ。

 捕獲器は末広町の和菓子店、松栄堂本店の保護活動基金を生かし購入した。同店の秋沢文男(あきざわふみお)社長(78)が昨年4月、かぬまブランド認定の「はとむぎサブレー」を素材に「ねこ型サブレー」を作り、1個100円で販売。1個につき10円を客の前で募金箱に入れた。秋沢さんは「保護活動に一役買いたかった。猫の顔の型を作り、通常のサブレーより一回り大きく、厚くした」と話す。

 1月までに1万2230円が集まり、犬猫の殺処分ゼロを目指している一般社団法人「栃木・わんにゃん応援団」に寄託。同応援団は基金を元に捕獲器1台を購入、同連絡協に贈呈した。

 同連絡協は2018年4月、獣医師と14人のボランティアで発足。個人で猫の保護を行っていたが負担も多く、情報交換、役割分担をして活動の幅を広げている。現在は市内はじめ、宇都宮市、日光市のボランティア35人で活動している。

 栃木・わんにゃん応援団の代表理事で同連絡協副代表の松田倭一(まつだまさかず)さん(78)は「猫は繁殖力が強く、不妊や去勢などが第一歩。数を減らすのには生まないようにするのが先決」と話す。

 市は17年10月から犬5千円、猫4千円の手術補助金を出している。栃木・わんにゃん応援団が1月までの4年間、まちの駅 新・鹿沼宿で開催した里親会では犬猫275匹が新たな飼い主の元へ。5年間で不妊・去勢した猫は野良猫、多頭飼育、飼い猫236匹という。

(問)松田さん090・3239・1646。