こもを外す地域の住民ら

 【大田原】冬ごもりしていた虫が地上に出てくる頃とされる、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」の5日、湯津上の国指定史跡「下侍塚古墳」でアカマツ97本のこも外しが行われた。新型コロナウイルスの感染防止のため、今年は地元の小学生の参加は見送られた。

Web写真館に別カットの写真

 アカマツは墳丘保護のために植えられ、樹齢は約100年。害虫から松を保護するため、地域住民でつくる侍塚古墳松守会(平野精一(ひらのせいいち)会長)が毎年、冬の前にわらで編んだこもを幹に巻き付け、啓蟄に合わせて外している。

 この日は同会のメンバーら約40人が作業。縄をほどいて丁寧にこもを外すと、カメムシやアブラムシなど多くの虫が姿を現した。

 平野会長は「松を守るための大切な行事。(コロナウイルスの)騒ぎが続く中、無事に実施できてありがたい」と話した。