満開時の氏家ゆうゆうパークの桜

 【さくら】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い市内では5日までに、今月下旬から4月にかけて開催予定の大型桜イベント4事業の中止が決まった。きつれ川商工桜まつり実行委員長の関一男(せきかずお)喜連川商工会長は「25年続けてきた祭りの中止を決めた。断腸の思いです」と話した。

 中止が決まった4事業は(1)氏家ゆうゆうパーク桜まつり(市氏家観光協会主催・28日~4月12日)、同ライトアップ(20日~4月12日)(2)きつれ川商工桜まつり(同実行委員会主催・4月12日)、早乙女さくら並木のライトアップ(21日~4月19日)(3)咲くライドさくら市(同実行委員会主催・4月5日)(4)さくらめぐりポタリング(同実行委員会主催・28日~4月12日)。

 さくら市は、これまで商工会や観光協会などが中心となり、自治体名の「桜」を核としたイベントなどを推進。市も2006年3月、合併による新市誕生後の事業として「桜の郷づくり計画」を策定した。その後、桜守活動や講座の指導者となる「桜マイスター認定制度」、植栽や維持管理全般を扱う「さくら市の桜議会」を立ち上げている。20年度からはお丸山公園や勝山公園を桜の見本園とする整備を行うなど、「桜のまちづくり」に力を注いできた。

 それだけに、政府からの大規模イベント自粛要請を受けて全国で開催中止が相次ぐ中、同様に中止を決めた主催者や地域住民は「時節柄仕方ない」「何とか開催してほしかった」など複雑な心境だという。