臨時記者会見を開いた渡辺市長

 【那須塩原】渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は4日、臨時記者会見を開き、新型コロナウイルス感染への対策として、預かり先の見つからない児童対象の小学校の自主登校を13日まで継続、市内中小企業対象に市制度融資の条件緩和、利率引き下げを行うなどの追加対策を発表した。このほか、スマートフォンなどで利用できる小中学生を対象とした家庭学習サービス「eライブラリ」を活用した学習支援などの取り組みも明らかにした。(石田聡(いしださとし))

 市内小中学校は原則休校だが、児童の預け先が見つからない家庭は6日まで登校できるとし、市教委がその間にアンケートなどで家庭の意向を調査していた。

 市によると登校した児童は2日663人、3日622人、4日509人。特に低学年は1割以上が登校し、アンケートの結果ともほぼ合致するという。

 渡辺市長は「1週間が経過しても家庭で児童をみられない家庭はあると判断した」と説明。登校人数の少ない中学生は9日から完全休校にするとした。

 また、市教委は長期休業時などに活用していた家庭学習サービス「eライブラリ」を通じ休校期間も小中学生の学習指導を実施。2日から行っているという。

 同サービスは小1~中3までの5教科を自宅などで学習でき、個別の学習状況も把握できることから、教員がアドバイスも行う。インターネット環境のない児童生徒については「プリント配布などで個別にフォローする」(大宮司敏夫(だいぐうじとしお)教育長)とした。

 市制度融資は「り災特別資金」を活用し、新たに利率を1・1%または1・3%に引き下げる。県内最低水準の利率という。貸付限度額は1千万円。

 渡辺市長は「社会全体で負担を分かち合い、困難を乗り越えたい」などと話した。