赤字で「中止」と書き込まれた宇都宮市文化会館の催し物案内=4日午前、同市明保野町

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宇都宮市明保野町の同市文化会館ではイベントや会合などのキャンセルが相次いでいる。

 同市文化会館は「うつのみや文化創造財団」が指定管理者で、大小のホールや展示室、会議室など12カ所を貸し出す。事務室内の3月の催し物案内は、多くの予定に赤字で「中止」と書かれ、4日も職員が電話対応などに当たっていた。

 政府のスポーツやイベントの自粛要請を受け、15日までのイベントなどの主催者らに意向を確認。今月末までに予定されていたコンサートや展覧会、卒業式など87件がキャンセルとなり、検討中も含めると100件を超えるという。

 同市では新型コロナウイルスに伴うキャンセルに関し、施設の利用料金を全額還付する方針。

 同市文化会館事業推進課の杉浦信雄(すぎうらのぶお)課長・チーフマネージャー(52)は「東日本大震災直後を上回る影響かもしれない。先が見えない状況なので不安は大きいが、1日でも早く安心して施設を利用できるようになってほしい」と話した。