折り紙で作ったひな人形

 【栃木】市中心部の蔵の街大通りなどにひな人形を飾り、桃の節句を祝うイベント「あそ雛(びな)まつり」が、8日まで開かれている。大通りや店舗にさまざまなひな人形が飾られ、蔵の街並みを彩る。一方、新型コロナウイルスの感染防止で、一部イベントは中止になった。

 13回目となった今回は49店舗が参加。明治期の人形など歴史的なものから、折り紙で手作りした作品などさまざまな人形がある。市内の園児約900人が描いたひな人形の塗り絵も各会場に飾られている。

 万町のホテルサンルート栃木アートギャラリーなどでは、小さなひな人形などを連ねた「つるしびな」の作品展が開かれ、計約400点が楽しめる。訪れた東京都葛飾区の島田敏子(しまだとしこ)さん(62)は「すてきな作品ばかりで毎年楽しみにしている」と笑顔を見せた。

 ただ、新型コロナウイルス対策で、週末に予定されていたマルシェや体験教室、子供たちによる太鼓演奏など、人形の展示以外のイベントはほとんどが中止となった。

 例年と比べ来場者も減っているが、実行委員会の若林可奈子(わかばやしかなこ)委員長は「街なかを歩いている時に、ふとひな人形を見て、少しでも元気になってもらえたらうれしい」と話している。