小学校の臨時休校を受け、時間割り作成など児童の受け入れ準備に追われる学童保育の担当者ら=29日午後4時30分、日光市猪倉

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、県内の多くの公立学校が2日から休校となるのを前に、学童保育のスタッフや市町の担当職員らは29日、保護者からの問い合わせなど対応に追われた。「ドタバタだが、この土日で何とか準備を進めたい」。子どもたちのために最善を尽くそうと、休日返上で業務に当たった。

 「急なことで何が何だか分からないまま対応している。でもやるしかない」

 日光市猪倉の「いのくら児童クラブ」では29日、支援員の高橋祐子(たかはしゆうこ)さん(38)ら3人が、普段児童が使うテーブルにパソコンや書類を置き、シフト作りや保護者からの電話応対、メール返信など山積みの業務に手分けして対応した。

 同クラブは2日から休校となる日光市猪倉小の児童向けに、日曜日を除いて開所する。通常は約80人の児童が放課後、同クラブを利用しているが、2日は自宅で過ごす児童もおり、利用者は約20人と見込む。高橋さんは「利用者はこれから増える可能性もある。スタッフは1日4、5人は配置しないと」とし、「次の出勤時間が分かっていない状態のスタッフもいる」と急いでシフト表を完成させた。

 準備が進む一方、児童の感染対策の不安は拭えない。「一つの部屋に子どもが大勢集まる。換気など感染予防を本当に気を付けないといけない」と心配そうに話した。

 2日から公立学校を休校とする市町では、学童保育の担当部署の職員などが出勤するところもあった。

 壬生町こども未来課はこの日、職員3人が保護者からの電話に対応した。問い合わせは「学童保育に預けられるか」「空きはあるか」といった内容などで10件ほど寄せられたという。

 足利市児童家庭課も職員2人が児童クラブの開設予定の確認などを行った。宇都宮市教委生涯学習課も、市民などからの問い合わせに対応できるよう職員2人が出勤した。