新型コロナウイルスの感染拡大防止策として政府が全国一斉の臨時休校を要請したことを受け、栃木県内市町で唯一、2日から全小中学校28校で午前中授業を行う大田原市教委は、各校を通じて保護者に詳細を説明する通知を出した。

 今回の対応の理由について「学校が安心・安全な場所であるとの認識の下、県北健康福祉センター管内(同市など9市町)に発症者がいないこと、国から学童保育の閉鎖要請がないことなどから、臨時休校の措置は取らない」と説明した。

 その上で(1)24日まで給食後に下校する(2)同センター管内で感染者が出た場合は休校とする(3)行事、集会などを中止し、卒業式は規模を縮小する(4)マスク着用や消毒など防止対策を徹底する-とした。音楽や体育の授業は行わず、部活動も全て中止する。

 下校時間に合わせ、放課後児童クラブは開館を30分早め、午後1時とする。利用する児童が増えて濃厚接触の可能性が高まる場合には、各校舎を利用して児童を分散させるなどの対応を検討するという。

 津久井富雄(つくいとみお)市長は「共働き家庭やひとり親家庭の事情なども考慮し、地域全体で子どもたちを守る観点から決定した。子どもの安全安心の確保に万全を期したい」とコメントしている。