田植え唄に合わせ、かすりのはんてん姿で手植えする子どもたち

田植え唄に合わせ、かすりのはんてん姿で手植えする子どもたち

 【那須塩原】地域に伝わる田植え唄に合わせて苗を植える「唄で田植え祭り」が20日、東三島3丁目の水田でにぎやかに行われ、催しが始まってから20年を迎えた。田植え唄の継承に取り組む「那須苗取り田植唄保存会」が活動の一環として地域の子どもを対象に1998年から続けているもので、子どもの参加を通じて後継者としての取り組みを始めた人もいる。保存会会長の井上賢(いのうえまさる)さん(70)は「地域づくりにもなる活動を今後も続け、育ちつつある後継者に引き継いでいけたら」と話している。

 保存会は、田植えの苦労を紛らわせるために歌われていた田植え唄を、井上さんの義母高松(たかまつ)タノさん(100)らから受け継ごうと1992年に発足した。

 唄や笛を継承するための月2回の活動や各地での公演のほか、地域の子どもにも伝えようと98年から「唄で田植え祭り」を開始。年間を通じた農業体験を行う「田んぼの学校」の一環として活動を続けている。