新型コロナウイルスの感染拡大が、修学旅行にも影響を与えている。栃木県那須塩原市の公立中学校全10校などが27日、修学旅行の延期を決定。3月の予定だった県特別支援学校「宇都宮青葉高等学園」は、中止を決めた。他の市町でも延期を決めたり、延期を検討したりしている学校がある。

 那須塩原市内では同日、各校の校長が集まって協議。4月中下旬に予定していた修学旅行について、9月ごろの実施を目安に日程を調整するという。那須町の那須中、那須中央中も秋ごろに延期する。

 日光市の一部の公立小中学校も同日までに、4~6月の予定だった修学旅行の延期を決定した。今市中は4月の京都・奈良への修学旅行を9月に変更する。同校の善林淳(ぜんばやしじゅん教頭(57)は「4月の実施は生徒の健康を第一に考えると不安があり、中止になる可能性がある」などと説明した。同市内では轟小や清滝小、足尾小もそれぞれ延期する。

 大田原市の公立中学校全8校も4月の修学旅行を9月に。同市校長会会長の益子雅明(ましこまさあき)大田原中校長(60)は「生徒の安全安心を守ることが第一で、感染の危機にさらすことは絶対に避けなければならない」と話した。

 県教委などによると、県特別支援学校「宇都宮青葉高等学園」は、3月8~10日に予定していた修学旅行を中止した。2年生約80人と教員らが新幹線で金沢方面へ向かう計画だった。

 那須烏山市烏山中、南那須中、那珂川町馬頭中、小川中は延期を検討している。