モモの木などを食い荒らすクビアカツヤカミキリなどの特定外来生物について、県は2020年度、専門家らで構成する対策検討有識者会議を設置し、特定外来生物に関する本県の行動宣言をまとめる。特定外来生物に対する県民意識を高め、防除や被害の抑止につなげたい考えだ。県によると、特定外来生物の行動宣言は全国で例がないという。

 県内には現在、アメリカミンクやアライグマ、オオハンゴンソウなどの動植物24種の特定外来生物が確認されている。特定外来生物の侵入・定着は生態系だけではなく、人体や経済などにも悪影響を及ぼす恐れがあるという。

 近年は佐野市や足利市など県南地区で、モモやサクラなどの木に寄生し、枯死の被害をもたらすクビアカツヤカミキリが問題となっている。19年度(7月末時点)に確認されている被害本数は、18年度比205本増の948本に上る。