作業する生徒とフロントカバー(奥)

 子どもたちの遊具完成に協力を-。栃木県の壬生町総合運動公園内に保管されていたロードトレインのフロントカバーを再利用し、人が乗って自走する遊具の製作に取り組む宇都宮工業高科学技術研究部。しかし、動力源が足りず途方に暮れている。高校生のアイデアで“復活”が期待されているだけに、同部は不要になったシニアカー(電動車いす)の提供者を懸命に探している。

 同部は2019年3月、町からの製作依頼を受けてロボット玩具のキャラクターを模したフロントカバーを使い、自走式遊具の製作を開始した。約1年かけて完成させる計画だったが、動力となるシニアカーを見つけることができず、作業が中断している。

 同部顧問の高橋兼吉(たかはしかねよし)教諭(42)によると、取り付けに必要な部品の製作などは完了している。しかし繊維強化プラスチック(FRP)製の本体はシニアカーに合わせて加工するため、手が付けられない状態。シニアカーが手に入れば半年ほどで完成できる見込みだという。

 求めているのはモーターなどの動力系が再利用可能なシニアカー。外装の破損や走行の可否、3輪、4輪を問わない。2年見木廉旺(けんもくれんおう)部長(17)は「子どもたちに喜んでもらうために作っているが、作業がストップして困っている。どなたか寄付していただければ」と呼び掛けた。

 (問)町商工観光課0282・81・1844。