避難所長として奮闘した39日間を紹介する木村さん

 【佐野】昨年10月の台風19号で被災した地域住民の避難所となった市茂呂山老人福祉センターの木村豊(きむらゆたか)所長による講演会「臨時避難所長奮闘記」が22日夜、大和町の角半会館で開かれた。

 市ボランティア協会が主催。同協会のメンバーや関係者ら約40人が、臨時避難所が開設された39日間の「証言」に耳を傾けた。

 木村さんは佐野小校長などを歴任し、昨春同センター所長に就任。10月12日に同センターが避難所に指定された際には「災い転じて福となるよう、今回の経験を生かして地域力を上げていきたい」と、避難所長に名乗りを上げたという。

 教員時代の経験を生かし、11月19日に閉所となるまで毎日集会を開き、避難者と情報を共有。緊急の対策組織を運営するための鉄則として「命令系統の一本化」を挙げ、「被災された方々を放っておけないという気持ちが湧き、それが39日間のエネルギーになった」と振り返った。