県内で初の新型コロナウイルス感染者の確認から一夜明けた23日、県内市町はそれぞれ対策本部会議を開き、まん延防止に向けた住民への情報発信の強化、イベント可否の判断基準などを協議した。県民は「とうとう出たか」と声を落とし、風評被害を懸念する観光関係者は「早く終息を」と切実な声を上げた。

 ■自治体 まん延防止へ発信強化

 宇都宮市は市役所で対策本部会議を開き、地区市民センターや学校などに感染予防策を記したチラシを掲示するほか、窓口業務に当たる職員の業務中のマスク着用を決めた。市主催イベントなどの可否は、国の方針を踏まえ慎重に検討する。感染予防のため公共施設の利用をキャンセルした場合、支払い済みの使用料は全額返還するという。

 ■県民 「ついに出た」風評懸念も

 「とうとう出てしまったかという感じ」。イベントを見に県央のホールへ訪れた宇都宮市下岡本町、近沢光紀(ちかざわみつのり)さん(76)は悔しそうに話し「県と各市町が連携してみんなで適切に気を付け、食い止める姿勢が大切」とうなずいた。